【ラグビー】流山グレイトホークス練習レポート2023.9.25

ボールを繋ぐため チームのため 仲間のために 自分ががんばろう

GREATHAWKS

 本日は、16:00の時点で暑さ指数(WBGT)は22.2℃。前回の練習とは異なり、風もありとても過ごしやすい気候でした。

 本日の目標は、前回のゲーム(試合)の課題でもあったオーバーの大切さを学んでもらうべく、「オーバーを覚えてパスを多くする!」としました。
 ゲーム前のメニューにもオーバーの練習を取り入れました。コーチ陣のお手本と実際のゲームでよくあるシーンを見せ、なぜオーバーが必要なのか、どれくらいの人数でオーバーをすれば良いのかを、子どもたちに考えてもらいました。子どもたちからは「トライをとるため!」「パスをしやすくするため」「ボールを次の人に繋げるため」等の声がありました。

※オーバー:ボールを持っているアタックのプレーヤー(A)が、ディフェンスのプレーヤー(B)にタックルされ、ボールとAとB双方が地面に倒れている状態から、ボールを争奪する際に行うプレーの一つ。次のディフェンスのプレーヤー(D)が地面に落ちているボールを拾いにくる際に、次のアタックのプレーヤー(C)がDを捕まえたり、押しのけたりして、ボールに触らせないコンタクトプレーのこと。

 練習終了時の集合の際に、「オーバーは、仲間が大切にしているボールを繋ぐため、チームのため、仲間のためにやるもの。自分がボールを持って勝負できないと思ったら、自分が頑張って次に繋いでみよう。」と伝えました。なぜこのオーバーが必要か、なぜこの練習が必要か、なぜ。。。グレイトホークスでは、子どもたち自身が考えてモノゴトに取り組めるよう、これからも指導していきます。 

 本日のゲームは、参加人数の関係で、6対6または5対5で行いました。本日の目標の通り、オーバーを積極的に行い、ボールを繋ぐことを意識してもらいました。
 ゲームの前半は、コンタクトプレー(タックルやヒット等)を遠慮するようなシーンが見受けられましたが、ただ、前回以上に子どもどうしが声を掛け合う様子があり、子どもたちどうしでゲームを楽しんでいるように感じました。子どもたちは、ボールを持つとまず自分が勝負(チャレンジ)していました。その中でパスやキックが必要等、自分で判断していました。勿論、ラグビーの戦術やスキル面では課題がたくさんあるのですが、子どもたちの姿勢はとても素晴らしいものでした。「失敗を恐れず、チャレンジしてみること」をこれからも推奨していきたいと思います。
 いくつかある課題の中で、やはり、タックルとオーバーの2つが重要だと感じました。低くタックルに入り相手を倒すこと、ボールを取りに来る相手選手がプレーできないように捕まえて押し切ること、が課題です。
 タックルに関しては、数名の子どもたちが基本通り、前に出ながら強い姿勢で低くタックルに入り、相手を倒すことができていましたが、一方で多くの子どもたちが相手の服を引っ張るようなタックルをしていました。そのような中、高学年のゲームでは「タックルをちゃんとやろうよ!」という声が出ていました。子どもたち同士のかけ声が一番効果がありますね。その後の試合は、白熱し、真剣勝負となりました。コンタクトプレーが激しくなると、当然、怪我のリスクも増えます。今後も安全面を考慮するような指導や声がけをコーチは徹底していきたいと思います。
 オーバーに関しては、ゲーム開始時点では、アタックとディフェンス共にタックルされた後は地面にあるボールを手で拾いにいくシーン(双方がボールを手で奪い合うようなシーン)が散見されました。ゲーム前半の半ばくらいから、コーチやレフリーが「みんな、思い出して。今日の練習の目的は何だっけ?」と声をかけるようにしました。子どもたちは、「オーバーしよう!」と声を掛け合っていました。その後も少しずつオーバーの数が増え、アタック側のチームは、味方の選手にパスしやすいボールを、次のプレーに繋がるボールを出すことができるようになってきました。

 全員の子どもたちが積極的にプレーに参加していました。お子さま自身の過去と比べると、とても逞しくなっていると思います。グラウンドに足を運べる保護者の皆さまは、是非、お子さまの成長ぶりを見学しに来てください。お待ちしています!


 来週10月2日(月)と再来週9日(月)はお休みです。次回の練習は10月16日(月)17:00~18:10@江戸川大学駒木グラウンドです。ラグビーを楽しみましょう!

練習の様子

オーバーの後にボールを繋ぐ!
繋いだボールを積極的にアタック!
練習後にパスの練習。世代を超えた関係はいいですね。
コーチと楽しそうにゲーム!