【ラグビー】流山グレイトホークス練習レポート 2023.10.23

もっと喜ぼう、もっと褒めよう。仲間や相手が がんばったら、みんなで称えよう。

GREAT HAWKS

 本日はとても気持ちの良い気候でラグビーをすることができました。本日は、NECグリーンロケッツ東葛の森田さん(元NECグリーンロケッツ東葛CTB)とハイパフォーマンスデザイナーの首藤さんがコーチとして参加されました。流山グレイトホークスの秋山コーチと植本コーチにも参加頂きました。

 本日の目標は「1ゲームで1回パスをする!」「自分ができることをする!」としました。”パス”の選択肢を増やすこと、また、パスの技術がなぜ必要かを理解してもらうために一つ目の目標を設定しました。そして、本日は体験のお子さまがいらっしゃいましたので、自分が今できることを積極的にチャレンジしてほしいと思い、二つ目の目標を設定しました。

 本日は50m走の測定は行わず、ミニハードルを使用したトレーニングを行いました。

 パスゲームは、本日のゲームメンバーでチームを組み対戦しました。アタックのルールは、ボールを前に投げても良し、ボールを持った人はその場で止まり動けないルールとし、ボールを持っていない人がボールをもらう前に動きボールをもらい、これらを繰り返すことで敵陣ゴールゾーンを目指すゲームです。トライしたら1点、タッチ5回で攻守交替としました。ディフェンスのルールは、オフサイドはなし、ボールを持った相手にタッチする、というシンプルなルールです。このパスゲームの主目的は、「パスをする意識を持つこと」と「空いているスペースを見つけて走ること」、の2つです。

 パスゲーム、アタックにおいては、最初は短い距離でパスをつないでいました。このゲームでは、スローフォワードがOKなので最初は混乱していました。後半になってくると長いパスで距離を稼ごうとしてロングパスはするものの、長いパスのスキルが不足しているため上手くいかないことが多かったです。現在の自分のパススキルレベルを改めて認識することができたのも良かったと思います。スペースを見つけて走り、よく声を出していたチームが、上手に前進していました。
 ディフェンスにおいては、ボールを持った相手を全員がマークしていたのが印象的でした。ボールを持っていない相手をマークしたり、仲間と声を掛け合うことができたら良かったと思います。
 このパスゲーム、子どもたちはゲーム感覚で楽しめたと思います。体力もかなり使うので、終わった後は倒れて休んでいる子どもたちも散見されました(笑)。

 ゲームは、いつもどおり白熱した展開。高学年のチームはキックが多いのが特徴的でしたが、パスの回数も増えていました。前回の練習の課題でもあったオーバーはお手本となるシーンがたくさんありました。全員が積極的にプレーに参加し、その時々の役割をしっかり意識できるようになってきました。コンタクトプレーが多くなると擦り傷や突き指、打撲等の怪我が多くなってきています。危険なプレーが起きそうな時(起きた時)はプレーを止め、そのシーンをその場で全員に共有し、何が危険なのか、どうしたら回避できるのか、必ず守る約束を伝えるようにこれからも指導していきます。

 NECグリーンロケッツ東葛の森田さんから、「みんな、なんで仲間がトライしたり、ナイスタックルした時に喜ばないの?こんなに頑張っているのに。もっと喜んでいい。もっと褒めて。ラグビーを楽しもうよ!」と子どもたちにメッセージをもらいました。
 タックル等のコンタクトプレーがあると恐怖と少なからず向き合うせいか、真剣になり、自然と声が出なくなったり、次のプレーのことを考えたりするかと思います。喜んだり相手を褒めたりする余裕がなくなるのも事実。子どもたちも、”もっと楽しんでいいんだ。”と感じたためか、森田さんの話に全員が耳を傾け、頷いていた姿が印象的でした。また、この森田さんのコメントに私たちコーチ陣も刺激を頂きました。いつの間にか子どもたちの真剣さに比例するかのようにコーチ陣の口調も時に厳しくなることも多く、子どもたちが楽しめる雰囲気づくりができていなかったと猛省しています。

 次回の練習は10月30日(月)17:00です。ラグビーを楽しみましょう!