【ラグビー】流山グレイトホークス練習レポート2023.12.4

どのレベルの選手も基本練習を大事にする 今日はその第一歩

GREAT HAWKS

 本日も良い気候の中でラグビーの練習を行いました。本日は流山グレイトホークスタグラグビーのコーチの安島さんと秋山さんに参加して頂きました。目標は「スペースを守るディフェンスをする!」としました。小学3年生向けの目標は「2人ではさむディフェンスをする!」です。
 4月からタックルの練習をしてきましたが、チーム(複数)でのディフェンスの練習はしていませんでした。前回の練習までは、1人の素晴らしい子どもがボールを持つと独走でトライする場面が多かったです。今回からディフェンスの練習を取り入れ、仲間と一緒に守ること、スペースを埋めて相手に思うように走らせないようなディフェンスをすることをカラダで覚えてもらいたいという目的で、本日の目標を定めました。
 全学年集めて、この説明とデモを行いました。真剣に聴いている子どももいればそうでない子どももいました(結果的にはみんなが理解して実践していました。)。

 ランニングは前回実施した内容と同様です。2人組で押し合い、笛の合図で10m離れたマーカーまで走り、その場でうつ伏せで寝て、すぐ起きて元の位置まで戻り再度押し合い、という流れを3回連続で1回として、2回実施。次に、このメニューの押し合いを止め、シンプルに寝て起きてを4本連続で1回とし、3回実施しました。100%の力を出すことと、ルールを守ること(線を越える、うつ伏せをしっかりする)を徹底してもらいました。100%の力を出さない子ども(高学年)が数名いました。コーチ陣は今後も声をかけながら目的意識をもってもらえるように伝えていきます。

 ディフェンスの練習では、全体でデモを行い、この練習の目的と実施内容を理解してもらいました。相手のディフェンスが1人だと抜かれるケースが多いことを伝え、子どもたちにどうしたら抜かれないかを聴きました。子どもたちから「ワンラインで守る!」という声がありました。コーチから、ワンラインで守ることも大事であることを伝え、更に、ボールを持っている相手の横のスペースを守ることを意識してほしいと伝えました。実際にコーチがディフェンスのデモを行い、具体的なスペースを子どもたちに教えました。当然、基本中の基本、1対1のタックルを成功させることが大事になってくるのですが、相手によってはこのようなディフェンスをすることも考えてね、というニュアンスで伝えました。とても難しいとは思いますが、子どもたちには考えてプレーをしてもらいたい、複数の選択肢の中からその時のベストを選んでもらいたい、とコーチ陣は考えています。

 ゲームは、見事に本日の目標のとおり、ディフェンスが際立って良くなりました。いつもアタックでボールを持つと独走する子どもたちがいつもどおり抜けない場面が多く出てきました。コーチ陣からは、「ワンライン!」「スペースを守って!」「相手を挟んでごらん!」等の声がけをさせてもらいました。すると子どもたちは水を得た魚のような動きで、実践していました。これには本当に驚きました。このディフェンスの練習は大人になっても実施する基本的な練習の一つなのですが、子どもたちには既に感覚で身に付いていると感じました。コーチ陣にとってはとても収穫でした。

 練習の最後の全体集合の際、門馬コーチから「ラグビーの基本練習は、どのレベルの選手、リーグワンやワールドカップで優勝した南アフリカの選手たちも常にやっています。今日の練習は基本の練習。ラグビー選手みんながやっている練習です。」と子どもたちにメッセージを伝えていました。更に、「ディフェンスが良くなるとアタックが難しくなるが、アタックのレベルも上がってくる、パスがないと抜けなくなる。みんなのレベルがまた1つ上がるね。」というメッセージもあり、正にその通りだと感じました。

 また、全体の集合の際にコーチの話を聴かないこども、仲間とじゃれ合う子どもがいます。コーチ陣はなるべく子どもたちに飽きさせないような工夫をしていきたいと思います。一方で、このような場面では、コーチ陣は今後も指摘し続け、指導するようにいたします。指摘後は個人に声をかけるようにいたします。ご理解頂けたら嬉しいです。

 次回の練習は来週12月11日(月)17:00@江戸川大学駒木グラウンドです。ラグビーを楽しみましょう!